(7) ー 1期卒業35周年同期会記念川柳集「SENRYU MODOKI」 ー2000.10.30発行 同期会の思い出に仲間がひねった17文字です。この17文字は言葉で残す記念写真のようなもの。 |
君付けで呼ぶきみがいる同期会 | (A幹事) | |||||
旧姓で呼んでほしいわ同期会 | (A幹事) | |||||
想う人呼んでもくれず目もくれず | (E幹事) | |||||
君想うライバルありて若返る | (ウグイス婆) | |||||
来ぬ君を知っていながら眼でさがし | (ウグイス婆) | |||||
年重ね気合いを入れて立候補 | (ウグイス婆) | |||||
35年経ってようやく口がきけ | (糟糠の妻) | |||||
ときめいて少しずつ寄る君の横 | (糟糠の妻) | |||||
憧れた君と話せた同期会 | (千歳野春子) | |||||
再会に心ときめく秋の夜 | (千歳野春子) | |||||
いそいそと求めどむなし五十路恋 | (Rumi) | |||||
来ぬ君をン十年後も片思い | (Rumi) | |||||
恥じらいとボケの合間の盛春期 | (Rumi) | |||||
恥じらいが薄い分だけ顔厚く | (ウグイス婆) | |||||
ほれた人シラガもシワも美しい | (ワカガシラ) | |||||
シワ隠し今宵一夜は女学生 | (千歳野春子) | |||||
秘めた恋今ではあっけらかんとして | (目黒のサンバ) | |||||
その言葉今ごろ言っても遅いのよ | (目黒のサンバ) | |||||
あの時のひと押し足りずいま悔やみ | (夢追人) | |||||
五年後に来るかもしれぬ君を待つ | (夢追人) | |||||
前髪と笑窪で面影よみがえり | (ふろあでぃれくたー) | |||||
カルピスの味を忘れぬ五十代 | (トマトジュース愛飲家) | |||||
同期会みな美しく年をとり | (1組男子) | |||||
うぶな身がフォークダンスに舞い上がる | (1組男子) | |||||
毒のない笑顔が並びはい、チーズ | (1組男子) | |||||
この年でテストの夢にうなされる | (眠り経四郎) | |||||
名講義 恩師の口によみがえる | (5組女子) | |||||
同期会 曲の花束 胸熱く | (5組女子) | |||||
新宿に千歳の春がよみがえり | (会員番号21190) | |||||
いつの間に消えた「無限の可能性」 | (会員番号21190) | |||||
アルバムに冷凍された十八歳 | (会員番号21190) | |||||
同期会 35年を消去する | (留守電ママ) | |||||
あのころは呼び捨てられて友となり | (E幹事) | |||||
名刺見て「君」が思わず「さん」になり | (7組男子) | |||||
遠方より来たる朋あり同期会 | (ロッキー) | |||||
肩組みて写りし友ははや故人 | (会員番号21381) | |||||
同期会 一夜限りの高校生 | (会員番号21381) | |||||
かび臭いアルバム主役 同期会 | (7組男子) | |||||
同い年 まさかと思う でも同い年 | (ばび) | |||||
懐かしむ一夜が明けて皺のこり | (ウグイス婆) | |||||
一夜漬け むかし数学いまパック | (Rumi) | |||||
高嶺の君 口がきけたらただの人 | (糟糠の妻) | |||||
忘れても覚えていたヨと思いやり | (ばび) | |||||
同期会 出てみて夫に惚れ直し | (ばび) | |||||
運悪くなぜ消えゆくか我が母校 | (夢追人) | |||||
学び舎を懐かしむ頃に母校無し | (千歳野春子) | |||||
健やかに年重ねたい同期生 | (千歳野春子) | |||||
なにもかも煌いていた時遥か | (千歳野春子) | |||||
散りゆけどともに偲ばん昔春を | (Rumi) | |||||
あと幾度集うことあり新世紀 | (留守電ママ) |
連作:「卒業35周年35句」
(作者:匿名希望) | ||||||
出欠を 尽きかねており 同期会 | ||||||
飲み代を 割いて会費の 同期会 | ||||||
会費とは 会話代と 見つけたり | ||||||
渡されし ネームカードが 夢手形 | ||||||
あの人に 会えたら言葉 失いぬ | ||||||
初恋の 人待ち顔も 懐かしく | ||||||
同期会 故人となりぬ 名もありて | ||||||
面影を たぐり寄せてる 同期会 | ||||||
おずおずと 畏れながらの 名前聞き | ||||||
さても来て 幼顔とも 重ねつつ | ||||||
やあやあと 三十余年を 埋めにけり | ||||||
さればこそ 同期の友よ 肩たたき | ||||||
年忘れ 爺婆もいて 同期会 | ||||||
同期会 賀状だけの 友もいて | ||||||
紅顔も 五十路の 友となりにけり | ||||||
ややあって 思い浮かべし 友のクセ | ||||||
アルバムの 乙女四人が 前にをり | ||||||
五十路にて 白い薄いは とものうち | ||||||
憧れの 君は太腹 内儀(おかみ)然 | ||||||
子育てを 卒業させて 若づくり | ||||||
懐かしさ 鯣(するめ)のごとく 味わいぬ | ||||||
語るほど 空白のとき 埋まりけり | ||||||
料理脇 話すことのみ 多かりき | ||||||
カナダより 来し人もいて 夜もすがら | ||||||
学ランの 蛮カラどもが 子を嘆き | ||||||
健康へ 昔話も 居を移し | ||||||
夢多し 春秋遙か 友と酌む | ||||||
同期会 商売上手 名刺出し | ||||||
恩師には 今も1年坊主なり | ||||||
手を取れば どこかジェンカの 音がする | ||||||
木造の 校舎につなぐ 刻(とき)一路 | ||||||
廃校の 憂き目嘆いて 意気上がる | ||||||
千歳とて 三十歳(みそとせ)遠くなりにけり | ||||||
神無月 新宿あたり 神つどい | ||||||
忘れまじ この友ありて 今があり |
<平成12年11月8日> |
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