同 期 会・クラス会等の案内、報告


(95) ー 都立芦花高校訪問記( 旧都立千歳高校 ) ー


文 西原 (3-6)

  芦花高校のメモリアルルーム管理担当、副校長の林さんに連絡が取れ、平成28年8月29日午後3時30分に同校に伺うことになりました。
 29日午後3時10分に、京王線千歳烏山駅の新宿より南口に集合したメンバーは、男性5人【平田1組、中谷3組、稲垣4組、私西原6組、川合9組〔組は、三年次〕】、女性の参加がなかったので少々パワー不足の感が否めません。
 高校当時の南口改札は、今はありませんのですこしまわりみちになりました。途中「ここは川に橋がかかっていた」「エッ、全然覚えてない」とか「この短い桜並木道はもっと広い道路だった」「イヤもっと狭い道だった」など記憶力の低下を自慢し合いながら割とスムーズに旧千歳高校校門にたどりつきました。十字屋と現校門を撮影して、門を入るとコンクリートの灰色が迫ってくる工場のような印象に戸惑いながら、前庭にある"誠之会の記念碑「未来」"とその脇にある建立協力者の期と名前の刻まれた碑誌を発見し撮影。「俺も協力してたのかァ」などと感心しながら、受付をさがすと、建物左奥右手の「経営企画室」なるものの窓口を発見。ここで、当方の用向きを告げると、早速林副校長さんが現れ、最初に"メモリアルルーム"に案内されました。
 
 

 ここは、旧千歳高校だけでなく旧明正高校の様々な優勝等のトロフィーや楯・賞状や中には文化祭で使った神輿のようなものもありました。これらは、現在の芦花高校の生徒も自由に閲覧できるようになっていました。つまり、一階廊下に隣接した仕切りのない広いスペースがメモリアルルームというわけです。ここで、わたしはうれしい発見をしました。それは、改築以前の校門に埋め込まれていた『東京都立千歳高等学校』と彫り込まれた石板です。メモリアルルームの床の端に打ち捨てられたように横たわっていたので、最初は、それがナンであるのかピンときませんでしたが〔目が悪いだけ〕、門を壊すときに石板だけはうまく取り外して保存してあったというわけです。〔植込みの付いた旧門が秀逸だった〕つづいて、林副校長先生は、建築界の賞を受けたという芦花高校の建物の構造を模型で説明され、順次校内を案内してくださいました。
 
  

林副校長先生によると現在の校舎は全体に三階建で、教室棟、体育館、教育棟、格技棟、プール、運動場となっている。道路整備のために南側の数メートルを削られたため敷地は狭くなっているはずだが、あまり狭くは感じられません。在校時代は運動場を横切って南門に行くのが、カッタルかったですが、現在の運動場は、敷地の東側に確保されてました。かなり狭くなっている。運動場の北に隣接してテニスコートが四面も確保されているのに驚きました。【正門を入って左手奥】

 

二階から一階にかけては、大ホールもあり全校生徒の集会には無理だが、一学年全体の集会には利用されるとのこと。入室すると文化祭のために女子生徒が8名ほど打ち合わせをしている。ハッキリした声で挨拶され、最初すこしとまどいました。二階には、広々としたホールがあり、昼食時ほか休憩やクラブや生徒会の展示・広報に利用されている。広い場所というと運動場か縄文時代から抜け出したような体育館しか知らない我々にはちょっとしたカルチャーショック。教室棟に入ると40人学級が基本で20人のゼミ教室もある。ゼミ教室は、林先生によると研究講座というより、進学相談のようなことに利用しているとのこと。建物伝いに体育館棟(二階)に行くと弓道場がある。ホールや教室にも女子生徒しか見当たらないし、ここも女子弓道部員が多く、いずれにしても女子生徒はキレの良い挨拶をしてくる。訪問した昔の男子生徒は満更でもないといった風情です。
(゚O゜)☆\(^^;)お前だけだロー




文化祭の集会にも利用されるコンクリート打設の中庭は、各棟間の移動通路ともなっている。体育館一階は、中庭に面して内部の見えるシャッターが設置されている。各所に斬新な工夫が凝らされ建築業績金賞をいただくような立派な建物です。でも林副校長先生によると、教室の風通しの悪さや窓枠が規格外で、遮光の改善ができない、体育館シャッターも枯れ葉が入って開けられないなどの問題もあるそうです。健康・衛生面からの学校建築の在り方に注意を喚起されました。
( ̄〜 ̄;)ウーン

振り返ると職員棟の屋上に天文観測施設があり、又ビックリ。
南門まで移動し、左方向(東)に校舎南端を回っていくと運動場が開けてます。ここで、初めて野球部・陸上部の男子生徒を発見しました。女子野球部員が男子部員のトスバッティングをボールを投げて手伝っている風景は、今では珍しくないのでしょうが新鮮でした。卒業した男子陸上部員が夏休みだからでしょうかハードルの練習をしています。平成27年度は『昨年度は、関東大会で3種目優勝、4人が全国大会出場を果たしました。男子110mHでは、平松君(今年度世界ジュニア代表〔ケンブリッジ飛鳥みたいだ〕)が全国3位に入賞、今年度のインターハイ予選では、女子100mHで7位、東京都1年生大会では、女子走り幅跳びで2位入賞と、14年目の芦花陸上部は今充実の時を迎えています。』とのこと。 男子生徒が少ないせいで、現在ラグビー部はない。
( ´_ゝ`)
サッカー部は、女子もある。
「男子生徒を増やせないのですか」と問うと
「現在、芦花高校は女子と男子生徒との割合は7:3で入学試験で上から採っていくとこの数字になる」という。

夏の終わり暑い中、林副校長先生に丁寧なご案内をいただきました。
ありがとうございます
(*^▽^*)

<HOME> <同期会の案内> <総会・懇親会> <リンク集> <情報コーナー> <校歌祭>
<あんな店こんな店> <活動報告> <掲示板> <誠之会について> <その他>

都立千歳高校同窓会 誠之会 http://www.chitose-seishikai.jp
お問合せ・お便りは info@chitose-seishikai.jp まで
Copyright(c) 2000-  chitose-seishikai