校歌祭


「第10回記念東京校歌祭」(ご報告)

報告者:誠之会常任幹事・校歌祭担当 和田清

昨年の10月5日、清清しい青空、秋晴れの日比谷公園の一角、日比谷公会堂に東京の各校同窓会22校が参集し、「第10回記念 東京校歌祭」を開催されました。

我が母校・府立12中・都立千歳高のステージは19番目、当日の参加メンバー42名が、「健児の歌」「千歳高校歌」「学園思慕の歌」の3曲を、調和のとれた歌声で高らかに熱唱しました。母校が閉校してはじめての参加であり、参加者全員感慨深いものとなりました。

参加者は、
1期2名、3期1名、5期4名、7期1名、9期3名、
11期3名、12期2名、13期2名、15期2名、17期3名、18期2名、19期9名、
22期1名、23期2名、25期2名、29期1名、
32期1名で、今年初めて参加された方も多数おられました。
指揮は、田代さん(19期)と木名瀬さん(32期)、ピアノ伴奏は森さん(15期)、そして司会は語り部の新井純さん(19期)が、それぞれプロ顔負けの活躍をしてくださいました。感謝申し上げます。

今回は、10回記念ということで、パンフレットは各校見開きページで面白記事が満載、また催事の半ばに全員合唱のほか各校対抗戦があり、当校の萩原(17期)さん・木名瀬さん(32期)コンビが優勝、最後の抽選会では中井さん(25期)が大賞を当てて、喜びと共に千歳高への思いをインタビューされるなど、「千歳・デー」の感さえし、会場は大いに沸きました。
また、終演後の懇親会(於:ニュートーキョー・スキヤ橋本店ビアホール)には、懇親会だけへの出席者も含め37名とこれまでの最大の集まりでした。世代を越えて青春時代や千歳高での思い出、孫の成長や老後の生活など、話題も尽きることなく、時間が過ぎるのも忘れて、飲み食い・楽しく有意義な一日となりました。

今年は、10月上旬に「第11回東京校歌祭」を星陵会館(日比谷高校の同窓会館、永田町)で開催する予定です。我が「誠之会」も、同窓会会員はもちろんのこと、旧教職員やPTA或いは新設校「芦花高校」など多くの方々に呼びかけ、校歌を通じて旧府立12中・都立千歳高の伝統や建学の精神を伝え継ぐと共に、交流の輪を広げる催しになるよう、今後も参加していきたいと願っています。また今後は、誠之会の財政事情等も考慮し、新しい試みや工夫を入れて継続していきたいと考えています。
みなさまのご理解と積極的なご参加・ご協力を、お願い致します。

追伸:昨年10月28日(月)の朝日新聞夕刊(中高年層向けの「ほがらか」欄)に、東京校歌祭が大きく取り上げられました。取材の日は雨の中、日比谷公園の松本楼に関係者が集まり、インタビューに応じたもので、神津会長・井上実行委員長らと共に、小生の校歌祭や千歳高への思いが記事として掲載されましたので、下記に一部を紹介させていただきます。

『あゝいとおしわが校歌』

母校の旧制中学や高校の校歌を歌う校歌祭が、東京と熊本で毎年開催されている。60、70、80代の卒業生たちが現役高校生とともにステージに集い、青春をよみがえらせている。(取材記者:鵜飼真)

10回を迎えた「東京校歌祭」は10月5日、日比谷公会堂で開かれた。
参加したのは都内22校の約1500人。会場の周りには校名を書いたのぼりや校旗がひるがえり、出番を待つ学校が練習の歌声を響かせた。本番では、各校とも学校の歴史や現状が紹介され、8分の持ち時間で校歌や応援歌を披露した。応援団旗や校名入りのちょうちんも登場。古い学生帽をかぶったひと、羽織はかま姿のひともいた。現役高校生の応援団やチアリーダー、ブラスバンドも加わった。最後は会場の全員で「あおげば尊し」を合唱した。 この校歌祭は同祭実行委員長の団体役員、井上成一さん(76)たちが各校同窓会などに呼びかけて始まった。井上さんは1938年に旧制府立六中(現・都立新宿高校)に入学・・・。校歌祭の主催団体会長を務める医師、神津康雄さん(83)は府立五中(都立小石川高校)出身・・・。 都立千歳高校の校歌は中田喜直さんの作曲。校歌祭に毎年参加している会社員、和田清さん(59)は、61年にこの校歌ができたとき音楽部長だった。部員は毎日のように音楽室で練習して朝礼や運動会、入学式や卒業式で生徒の前で率先して歌った。その母校が統廃合のため今春で歴史を終えた。当時の校舎はもうない。閉校式でも校歌を歌った。涙が流れた。和田さんは「校歌祭が続く限り千歳高校は残ります。世代を超えた卒業生の輪ができますから」と言う・・・。


<HOME> <同期会の案内> <総会・懇親会> <リンク集> <情報コーナー> <校歌祭>
<あんな店こんな店> <活動報告> <掲示板> <誠之会について> <その他>

都立千歳高校同窓会 誠之会 http://www.chitose-seishikai.jp
お問合せ・お便りは info@chitose-seishikai.jp まで
Copyright(c) 2000-  chitose-seishikai